2016-01-01から1年間の記事一覧
庭のサザンカが散り始め、ツバキに代わろうとしています いつか、ラジオK局で、ちひろさんが、サザンカをかんざしにしたみすゞさんの詩を紹介していたのを思い出しました みすゞさんの詩には、草花のかんざしがいくつかあります オヒシバのかんざしぐさは、…
春の七草、スズナ・蕪とスズシロ・大根は、家庭菜園でも、よく育てられています 天保の書、防長風土注進案にも、蕪と大根の名があります スズナは菘とも書くようですが、天保時代、長門では、カブとは別の野菜につけられているようです 河島(川島)と椿西は…
家の周りで、春の七草、ホトケノザ(現コオニタビラコ)を探してみました 裏の畑にありました もと田んぼなので、まだ生育できているのでしょう 田んぼの畦にもありました コオニタビラコ(タビラコ)は、目立たないので、集めるのがたいへんそうです 同じ畦…
家の周りで、春の七草、ハコベラ(ハコベ)を探してみました アマナツの畑にありました 石垣にもありました 田の隅にもありました ハコベ探しには、不自由しません ハコベは、ミドリハコベとコハコベに分けられます 種の突起の形で、区別できます 葉や茎が大…
春の七草、ハハコグサ、ゴギョウ・御形を、家の周りで確認しました プランタの中にありました 去年まで、ハウスの中にありましたが、夏、草取りをしなかったせいか、ハハコグサが見当たりませんでした 家の周りには、少ししか見つからないので、思い当たると…
家の近くで、春の七草、ナズナ探しをしました 倉庫の前に作ったナズナ畑です 数本のナズナが育っていました 他の草がびっしり生えています 草取りをしなくては 近くの畑の周りです ナズナがたくさん生えていました 農道のわきには、ポツリポツリと、ナズナが…
もう少しでお正月 年が明けたら、七草集めをします その準備に、家の周りの七草の下見をしました まず、セリを探しました 裏山は、湿っているので、セリが生えます 家の下の畑は、水はけが悪いので、セリがよく育ちます 田んぼの周りにも、ところどころセリ…
畑の隅にコノテガシワが1本立っています 縁起がよいと植えられたものです コノテガシワは、江戸時代に中国から伝わったとされています 天保の書、防長風土注進案、伊上村、木類に、「手柏、栝、伊吹」とあります 「コノテガシワ、ビャクシン、イブキ」のこ…
畑のハッサクがいい色になってきました 右向こうに見えるのは、アマナツです アマナツも色づいています ハッサクを食べてみると、甘くなっていました ちょっと酸っぱいですが 雪が積もると苦くなるので、たくさんもぎました 親戚にもあげることにしました 左…
天保の書、防長風土注進案、伊上村、木類に、「しゃく木」という名があります 「シャクナゲ」が、石南花、石南、石花(しゃくか)と表記される(柏書房、草木名彙辞典)ので、伊上の「しゃく木」は、シャクナゲのことではないかと思います 山口県西部山地で…
新年まであと10日となりました しめ飾り・鶴(小鶴)を作りました 作り方を紹介します 前回より少し分かりやすくしたつもりです 来年がよい年でありますように
天保の書、防長風土注進案、伊上村、木類に、「ふくら」という名があります 柏書房、草木名彙辞典、ソヨゴの別名に、ふくら、ふくらしばというのがあります 山口県では、ソヨゴのことを、ふくらし(各地)、ほうてんしば(美祢)、ふくれしば、ふくらんどう…
天保の書、防長風土注進案、伊上村、木類に、「柞」という名があります イスノキのことだと思います 渋木村には、ひらがなで「いす」とあります これも、イスノキのことだと思います 長門の山中で、今も、イスノキが、ところどころで見られます 伊上村、木類…
天保の書、防長風土注進案、伊上村、木類に、「なたぎらい」という名があります 柏書房、草木名彙辞典に、ヤマボウシの別名で、「なたぎらい」というのがありました ヤマボウシは、長門の山中のあちこちで見られます なたぎらいとは、鉈(なた)が嫌い、しな…
天保の書、防長風土注進案、伊上村に、「いわしやかず」という木があります この木の名前は、柏書房、草木名彙辞典に、ゴンズイのこととありました ゴンズイは、長門の山で、よく見られます ゴンズイという名は、魚のゴンズイが役に立たないので、この木も役…
天保の書、防長風土注進案の、油谷と日置に、「菖荳木」「菖荳ノ木」という木の名があります この木のことを調べていますが、まだ、確かなことが分かりません 山口県植物誌には、アサガラのことを、「しょうずう(阿武)」、「しおずう(佐波)」と呼んでい…
天保の書、注進案、先・前大津、木類の中に、楊梅(ヤマモモ)の名が、深川村、俵山村、渋木村、真木村、向津具村、津黄村、後畑村、角山村、阿川村、神田下村にあります 日置上村、日置下村、蔵小田村、河原村、新別名村、久富村には、楊梅がないかわりに、…
天保の書、防長風土注進案、深川村に、「こかの木」と「赤こが」という木の名があります 渋木村には、「こが」、後畑村、角山村には、「コガ」という名があります こかの木、こが、コガは、コガノキ(カゴノキ)のことだろうと思います 樹皮に白い模様ができ…
天保の書、防長風土注進案、渋木村に、「ねずミちゃう」という木があります 深川村では、「ねづミちゃう」となっています 伊上村には、「女貞」に「ねずミもち」とルビがついています 「女貞」は、「ネズミモチ」のことで、山口県では、「ネズミチョウ」と呼…
天保の書、防長風土注進案、渋木村、真木村に「ちない」という木があります 伊上村には、「ちなえ」という木があります 「ちない」「ちなえ」は、山口県の地方名で、エゴノキのことだそうです(山口県植物誌) エゴノキは、長門の山で、そこらに生えています…
天保時代、風土注進案、深川村、木類に、賣子木の名があり、ルビが「チサノキ」とあります 注進案には、植物名にルビがあり、昔のことがよく分かります 賣子木・チサノキとは、チシャノキのことです 葉の形が柿の木に似ているので、遠くから見るとカキノキの…
天保の書、防長風土注進案、後畑村、角山村、木類に、コヲカイという名があります 何の木か、思いつきませんでした 先日、吉部(むつみ)の木類に、「合歓木(ルビ)コウカイ」があるのを見つけました 「コヲカイ」は、ネムノキ・合歓木のことだろうと思いま…
晩秋から冬、長門の山で、黒い実をつけたヒサカキが見られます このへん(三隅)では、ヒサカキのことをイシャシャギといっています 実をつぶすと、紫の汁がたっぷり出てきます それででしょうか、ヒサカキのことを「紫榊」と書きます 天保の書、防長風土注…
初冬、リョウブが落葉し、実だけが残っています リョウブは、長門の山中で、よく見られます 尾のような穂の白い花が咲きます 樹皮は、はがれます 天保の書、注進案に、リョウボの名があります リヤウボ(深川、渋木、青海、大日比)、レウボ(伊上) 昔から…
前回、伊上村の「柘」は、「やまくハ」とルビがあったので、深川村の「柘」も「やまぐわ」として、「濱柘」を「ケグワ」と考えました 柘は、八木になっているので、素直に「ツゲ」と解釈したときの、濱柘のことを考えてみました ツゲ柘は、ツゲ科で、ヤマグ…
天保の書、防長風土注進案、深川村、木類に、柘と濱柘の名があります 柘とは、普通ツゲのことのようですが、長門、伊上村に、柘があり、ルビが、「やまくハ」となっています ヤマグワは、長門の山で、普通に見られます 柘をヤマグワと解釈すると、濱柘は、「…
天保の書、防長風土注進案、深川村、草類に、ホウクリの名があります ホウクリとは、ホクロ、シュンランのことです(山口県植物誌) 長門の他の村には、シュンランの名がないので、関心のある花ではなかったのかも これは、40年位前に、山から持って帰った…
天保の書、防長風土注進案、長門、萩の木類に、欅(ケヤキ)、槻(ツキ)、國木(クニギ)の名があります 注進案、川島(萩市)、渋木、真木(長門市)に、欅の名があります ケヤキは、この地域の山で普通に見られます 長門のバイパスにも、植えられています…
11月27日に、長門の柏(かしわ)と檜(ひのき)のことで、天保時代、柏がヒノキとして使われていたようだと書きましたが、市外の文書を見ると、どうも、檜の字が、広く使われていたようです 俵山村(長門市)では、松、杉並に、柏があります 伊上村(長…
畑のイチョウが、紅葉しながら散っています この秋は、イチョウの紅葉は、どこもよくなかったとか 長門三隅樅の木に、草刈氏一族の墓地があります 江戸時代、樅の木の領主は、草刈氏でした 行程記(1742年)に、草刈氏の名前があります 法経宗(日蓮宗)…