チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サンショウとイヌザンショウのこと

先日紹介したマダケの味噌煮です サンショウがついていますが、かみさんが、香りがしないのがあると言いました 左のものです えっ? サンショウについては、手引書を作って、見分けているつもりでした これは、当家の山から掘ってきて、鉢植えしたものです …

ハチク淡竹とマダケ真竹(ニガタケ苦竹)のこと

長門の山のあちこちで、ハチクとマダケ(ニガタケ)の筍が、ぐんぐん伸びています ともに食されています ハチクの醤油煮です マダケの味噌煮です 天保の書・防長風土注進案(先・前大津)には、淡竹、淡竹(ハチク・ルビ付き)、眞竹、眞竹(クロタケ・ルビ…

ギシギシ羊蹄、ヒロハギシギシ、アレチギシギシのこと

長門で、ギシギシ、ヒロハギシギシ、アレチギシギシが見られます ギシギシは、防長風土注進案にも、薬草類・羊蹄として記載されています 葉や実に特徴があるので、私は、次のような手引書を作って、野外観察に使っています はじめに、ギシギシを紹介します …

スイバ酸葉・スカンポ酸模とイタドリのこと

金子みすゞさんは、「すかんぽ」のことを書いています すかんぽ、すかんぽみいつけた。豆の畑の畦道に。~とうに忘れた、その味よ。~すかんぽ、すかんぽ噛みしめて、空のはるかを見た時に、なんの鳥やら、わたり鳥、群れてちひさく行きました。(JULA出…

コモチマンネングサ、オノマンネングサ、タイトゴメのこと

長門で、コモチマンネングサ、オノマンネングサ、タイトゴメが見られます はじめに、コモチマンネングサです 道端、畑、畔など至る所で見られます 葉腋に肉芽がついています さわると、ポロッととれます これが、育つので、子持ち万年草(牧野新日本植物圖鑑…

本州最後のSL基地長門駅から、転車台が東武鉄道鬼怒川線へ

来年夏、東武鉄道鬼怒川線で、SLが復活する事業が進んでいるようです 地元のラジオで、長門駅に保存されていた転車台が、鬼怒川線に使われるために、運ばれていると言っていました 長門駅は、本州最後のSLの基地となったところで、多くのSLが、ここに…

金銀花(スイカズラ、忍冬)と金銀草(ユキノシタ)のこと

金銀花と金銀草という、華やかな名のついた植物があります 金銀花とは、忍冬・スイカズラのことで、金銀草とは、ユキノシタのことです(柏書房・草木名彙辞典) 長門では、江戸時代(防長風土注進案)にも記載があります 金銀草:深川村、渋木村 忍冬・荵冬…

ヤブムラサキとムラサキシキブのこと

庭のヤブムラサキの花が咲きました 長門では、山道沿いで、ヤブムラサキやムラサキシキブが見られます はじめに、ヤブムラサキです 全体に毛があります 実は紫になります 冬芽も毛に包まれています 次は、ムラサキシキブです 毛は少ないです 花序は葉の付け…

ハルノノゲシ(ノゲシ)とオニノゲシのこと

秋の終わりから初夏にかけて、道沿いや荒れ地で、ハルノノゲシ(ノゲシ)やオニノゲシが見られます 葉の形や種の表面に違いがあります 私は、次のような手引書を作っています はじめに、ハルノノゲシです 種子には、横向きの線のように見える突起があります …

長門のヘビイチゴとヤブヘビイチゴ

春になると、畔や道端で、ヘビイチゴの花が見られるようになります 茎を伸ばし、どんどん広がっていきます 5月、赤い実が、あちこちになっています 毒ではありませんが、まずいです 5月になると、道端では、ところどころで、ヤブヘビイチゴの花が見られる…

コマユミとニシキギのこと

長門から美祢に行く県道・市道沿いに、コマユミが見られます 庭木にされるニシキギは、コマユミの茎に翼が発達した品種だそうです はじめに、コマユミです 花期をのがしました 花弁が落ちています こちらは、ツリバナです 同じ道沿いにあります コマユミの葉…

カタバミ、アカカタバミ、タチカタバミ、オッタチカタバミのこと

カタバミがいろいろあることを、最近知りました S45牧野新日本植物圖鑑には、次のようなことが書いてあります 「葉に赤紫色のものがあり、これをアカカタバミ、緑紫色のものをウスアカカタバミ、カタバミの一品種で、直立するものをタチカタバミといい、…

カモジグサとアオカモジグサのこと

畔、道沿い、空き地で、カモジグサとアオカモジグサが茂っています 毎年草刈りをされるのに、よく生えるたくましい草です この2つ、色の違いで見分けられますが、穂を見ると確実です アオカモジグサの内頴は、先まで届いていません はじめに、カモジグサを…

ナルコユリとミヤマナルコユリ

昨日の朝は7度 昼は23度 気温差にばてます 今、山のあちこちで、ナルコユリとミヤマナルコユリが咲いています ナルコユリは、山道斜面に、ミヤマナルコユリは少しなだらかになったところにあるようです はじめに、ナルコユリです 花も実もたくさんありま…

ペットボトルのスズメバチ捕獲器の作り方

一昨日は27度 暑くなってきました スズメバチが飛びまわるようになったので、ペットボトルでスズメバチ捕獲器を作りました スズメバチの入口を作ります 上から10cm位のところに、縦2.2cm 横1.7cmの四角をかきます 口が大きすぎるとスズメバ…

トボシガラとカニツリグサとヤマイモのつるのこと

畑の畔に、トボシガラやカニツリグサ、アオカモジグサ、ノアザミ、シロツメクサが生えています トボシガラとカニツリグサは、穂が似ていますが、慣れると見分けがつくようになります 輝いてふさふさしているのが、カニツリグサです トボシガラは、苞頴が大変…

コナスビとナガエコナスビのこと

植物の学名 Lysimachia japonica は S45牧野新日本植物圖鑑では、コナスビのことで、花柄3ー8mm とあります S49原色日本植物図鑑(保育社)では、ナガエコナスビのことで、花柄6ー18mm 花柄2-3mmのものをコナスビという とあります 山…

長門市三隅バイパスの春の帰化植物

昨日は、いきぬきと健康維持をかねて、三隅バイパスの植物観察をしました 北は日本海、南は中国山地で、気持ちよい散歩ができました ジョギングをする人もいますが、運動公園の周回コースを利用される人も多いです ここは、年数回、草刈りをされるので、春の…

コバンソウ、ヒメコバンソウ、コバンノキ、コバンモチ

コバンソウ、ヒメコバンソウ、コバンノキ、コバンモチ 植物の名前ですが、聞いただけで、お金持ちになれそうな気になります コバンソウとヒメコバンソウは、帰化植物で、道沿いや野原で見られます はじめに、コバンソウです 次は、ヒメコバンソウです コバン…

長門のタツナミソウとシソバタツナミ・ツクシタツナミソウのこと

栗畑の角にタツナミソウが咲いていました 花管は口を開けたような形をしています 萼には毛があります 丸い葉が対生します 実に皿のようなものができます 長門では、花がタツナミソウによく似たシソバタツナミ・ツクシタツナミソウを見ることができます 生島…

長門のホウロクイチゴ、オオフユイチゴ、フユイチゴ、ミヤマとアイノコなど

長門で、ホウロコイチゴ、オオフユイチゴ、フユイチゴ、ミヤマフユイチゴ、アイノコフユイチゴが見られます ホウロクイチゴは、海岸近くで見られます 日本海側、石見が北限のようです 葉はかなり大きいです これはオオフユイチゴですが、全体の形態がホウロ…

長門のノイバラ、ミヤコイバラ、テリハノイバラ、ヤマイバラ

ノイバラの花があちこちで見られる季節になりました 長門で、ノイバラ、ミヤコイバラ、テリハノイバラ、ヤマイバラが見られます 私は、山口県植物誌や他の図鑑をもとに、手引書を作成し、野外観察のときに使っています はじめに、ノイバラを紹介します めし…

ハルジョオン(ハルジオン)とヒメジョオンの茎

春先から、ハルジョオン(ハルジオン)が咲いています ヒメジョオンは、夏に、群れ咲きます ハルジョオンは少しピンクがかった花 ヒメジョオンは白 頭花の大きさは、ハルジョオンの方が少し大きいようです ハルジョオンの茎は、中空になっているので、茎を切…

キクバヒヨドリとサケバヒヨドリの腺点有無と葉形

キクバヒヨドリとサケバヒヨドリは、葉裏(下面)の腺点の有無で区別されています 私は、山口県植物誌をもとに、自分用の手引書を作成し、野外観察のときに使っています はじめは、黄波戸のキクバヒヨドリです 葉裏に腺点があります 葉は1回切れ込んでいま…

ノミノツヅリとノミノフスマと外いろいろ

ノミノツヅリをやっと見つけたので、ノミノフスマと比較することができました はじめにノミノツヅリです ノミノツヅリは県道の歩道に生えていました 次にノミノフスマです ノミノフスマは、田んぼや石垣など、やや水分の多いところで見られます ノミノツヅリ…

ニガナとオオバナニガナ(ハナニガナ)の違いⅡ

ニガナとオオバナニガナ(ハナニガナ)についての続きです 図鑑の説明内容と自作資料をもとに、頭花の大きさと舌状花の数を見ていきたいと思います はじめは、生島のニガナです 道をはさんで、舌状花が5つのもの(群生)と10位のもの(数本)がありました…

ニガナとオオバナニガナ(ハナニガナ)の違いⅠ

今、長門の道端や田畑の畔で、ニガナやオオバナニガナ(ハナニガナ)が見られます この花の違いについて、図鑑では次のようになっています 多少内容が異なるようです そこで、基本的な頭花の径で区別することにしています 次の写真は、生島の山道沿いのニガ…

ツバナ茅花(チガヤ)のこと

ツバナ茅花(チガヤ)が咲き始めました 金子みすゞさんは、「つばな」「茅花」のことをうたっています 「つばな」つウばな、つばな、白(しイろ)い、白(しイろ)いつばな。夕日の土手で、つばなを拔けば、ぬいちゃいやいや、かぶりをふるよ。~(JULA出…

長門のヤマグワとケグワ(ノグワ)

長門ではヤマグワとケグワ(ノグワ)が、あちこちで見られます ヤマグワは栽培されるクワに似ています ヤマグワのめ花(雌株)です 実の形が分かります ヤマグワのお花(雄株)です 葯がついています 左め花 右お花です 実は熟すと食べられます ヤマグワの葉…

青海島にルリハコベとヨツバハコベが

青海島の歩道上にルリハコベ(サクラソウ科)とヨツバハコベ(ナデシコ科)がありました ルリハコベは見島以来およそ40年ぶりです 山口県植物誌によると、島や海岸に分布しているようです 花の色が鮮やかです 花が咲いていなかったら多分見逃していたでし…