チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

2015-01-01から1年間の記事一覧

天明の飢饉

昨日の朝はー3度 屋根や土の上まで霜がおり、日陰では昼前まで残っていました 今日は年の暮 次の年が楽に暮らせるか重い日でもあります 天明の大飢饉は数年に渡り不作で全国多くの人が飢えたことはよく知られています 当家でもこの頃から苦しい衰退が始まっ…

屋敷四半軒の意味

植物写真集が完結し、今古文書の読みに夢中になっています これは当家盛衰録の一部です 「弐間半之梁に桁タ行五間之家を建」と家の大きさが書いてあります 梁と桁を表記するのが一般的です 防長風土注進案にも蔵やお堂の大きさが梁と桁で表記してあります と…

ウラジロとユズリハ

しめ飾りを取り付けるためにウラジロを取りに行きました 近くの県道・市道沿いにコシダと混生しています 赤土のところに多いようです コシダは小さく葉が4枚になります ウラジロの胞子嚢ソーラスです コシダのソーラスです 同じ仲間でよく似ています 近くに…

話に花が咲くヒガンバナ

回覧も新聞も郵便受けに入れていたので新聞受けを作りました 今朝新聞配達の人は気づいてくれませんでした 4時はまだ真っ暗ですから 畔に緑のかたまりが続いています ヒガンバナの葉のかたまりです 冬は畔草が刈られないのですくすく育ちます ヒガンバナの…

春の七草の準備

春の七草を正月7日に食するのは心の健康のためにもよいですね 我が家では粥ではなく雑煮に入れています 前日に探しにいっても見つからないことがあるので今のうちに見つけておきました 写真は昨日市内で撮ったものです 1せり 2なずな 3ごぎょう(ははこ…

めだかが増えていました

寒波がもどって北では雪 ここはまだ 風が冷たいです マツモムシに追いかけられていためだか 心配でしたが夏をこして増えていました キンギョモ、カナダモもよく育っていました モノアラガイも大きくなっていましたが水草の繁殖力が旺盛で安心です 寒くなった…

萩博物館の古地図圧巻

萩博物館で古地図が展示されているというので行ってみました 市内の古地図は何回か作られていますが1枚ほどとても大きなものになっているのに驚きでした 目的は当家の記録の地名の確認でしたが学芸員の方に教えていただき分かりました ありがとうございまし…

じゅうだま鉄砲と杉の実鉄砲

じゃのひげの実が一段と青くなりました この辺ではじゅうだま、じゅずだまと言っています 子どものころ冬になるとこの実を玉にする竹鉄砲を作っていました 大小のメダケをきり皮(稈鞘)を取り除きます じゅうだまが押し込んで入るところを見つけて節から5…

御来光を千畳敷で

長門市日置千畳敷は、丘のようですが高さが333mもあり、とても展望のよいところです 車で展望台まで行けるため車の中で暖かく御来光を待つことができます 東に青海島を見降ろし、遠くに島根県境の山をかすかに見ることができます 相島(あいしま)と右に…

輪飾りを作りました

昨日は雨でした いつ雪になるのでしょう でもこんな日にしめ飾りを作っておきたいですね 簡単にきれいにできる方法を紹介します 新聞紙大の板に大きめの釘を打ちます この板により安定して縄を作ることができます 荷造りのひも1m用意します 濡れタオルと麻…

しめ飾り鶴を作りました

もうすぐお正月です しめ飾りの鶴を作りました 尾につける紙1枚羽につける紙10枚作ります 尾は障子紙1辺12.5cm 金紙1辺9cm 赤丸径3cm 羽は障子紙1辺8cm 金紙1辺4.5cm ひも1m4本 50cm3本 後は必要に応じて切ります 竹は6…

薪切りは鋸で

風呂焚き用の薪は鋸で切っています 勤めていたころは電動鋸でやっていましたが今はラジオを聞きながらのんびりと切っています これはくぬぎの枝です これはなだら(はぜかけ)の親(横にするもの)のモウソウチクです 何年かすると虫がついて折れてしまうの…

春定名寄帳

学生時代(40年前)に軒下にありやがて捨てられる予定のふすまの下に文字が見えたので剥いで取っておきました ようやく整理する時間ができました 50枚ぐらいの紙をスキャンしました 4通りの帳簿があることが分かりました ひとつおもしろいものを見つけ…

三隅の山も冠雪

昼も3度 中国山地西のはずれの三隅の山にも雪がつもりました この山は三角で形よい山です 秋芳との境の大谷山です 高校のとき地理の先生が長門富士と言っていました 昨日の雪は萩の山間部がひどかったようです これは萩の道からとった写真です 寒さの中いち…

長門の植物写真集が完結

あられが降りました やっと冬らしくなったようです 写真集長門で見られる植物Ⅴができ全巻完成しました(非売品) 退職して2年間毎日のように市内の道路や登山道、海岸で植物の写真を撮ってきました おさめた植物は780種(内羊歯86種)です 花や実がな…

我が家の柿の今昔

暖冬で各地のスキー場が困っているとか 昨日は雨で昼14度今朝は寒さが戻って5度 畑のいちじくがまだ実をつけていました 近くの堤にもかもが来ています 前切ったクヌギの弱った枝にキクラゲがついていたのでとっておきました 順調に育っています 畑の隅の…

まき割りをしました

柿がまだ実をつけています この柿は渋柿です いつもカラスがきて少しずつ食べているようです 庭にいるとき突然ドンと音がしてヒヨドリが飛んでいきました ヒヨドリがガラスにぶつかったのです そのあとカラスが追いかけていきました ヒヨドリはカラスに追い…

あまなつを使ったなます

甘夏の糖度が10.5以下pHが4.5以下だとすっぱく感じます(私の場合) 我が家の甘夏はほとんどがこれです 木によって甘さが違うのですが そこでなますに使ってみました 材料はだいこん10cm にんじん小1本 きゅうり1本 冷凍しめさば1枚 甘夏1…

しきみを鉢植えしました

畑のろうばいが咲きました 10年ぐらい前に種をまいて数年前から咲き始めたものです となりの兄弟はまだ緑の葉をつけています いろんな種類ができたようです 山のネジキの葉がよく色づいています 山から取って帰ったしきみを鉢植えしました しきみとは悪し…

安徳天皇と沢江

三隅の下に沢江というところがあります 村田清風生家のあることで有名です この沢江(澤江浦)に昔漁師がいて安徳天皇を引き上げたことを最近知りました 風土注進案には江戸時代網船4艘猟船4艘あると書いてあります 源平合戦の後ここも「御剣探索」を命じ…

三隅の六地蔵

三隅の上地区に一の瀬というところがあります その奥は三の瀬(ソウノセ)といい滝坂神楽舞が残っています 湯本の谷と同じような小名のつき方をしています 湯本の三の瀬には萩焼窯元があります 宝暦と文政の文字が見えます 200年以上も前江戸時代、疫病が…

ダイオウグミは強い

あかつきが金星の軌道に乗りました いい話が続きました ダイオウグミ(ビックリグミ)はぐみの中では一番大きく味わいがあります このぐみはとても強い木で簡単に増やすことができます 冬徒長枝(シュート)を剪定(鋸でひく)します 切った枝を赤土に突きさ…

この冬一番の冷え込みでした

今朝はこの冬一番の冷え込みでした 草の上にもわらの上にも霜がしっかり降りていました 気温は0℃ フロントも凍っていました 冬鳥も日本にたくさんやってきているようです これは三隅川の様子です いつ頃からかたくさんのかもが来るようになりました 猟で取…

もくれんを剪定しました

もくれんの葉がだいたい落ちたので剪定しました 切った枝はほとんど徒長枝(シュート)です 横枝の途中から上に向かって出た枝は成長が速く、わずか1年でとんでもない大きさになります ほおっておいたら大変なことになります 毎年欠かせない仕事です このも…

我が家の山水利用法

某テレビ番組で山水を引いて田舎ぐらしに活用していますが我が家の山水は細々と出ているので水やり程度に使っています 数年前は水田を作り川からポンプで水をくみ上げていました 少しでもその作業を減らすことができたらと思い山水をためる池を掘りましたが…

12段48間の障子

先日テレビで、近頃穴をあけて楽しむミニ障子が売られていてストレス解消にいいと言っていました 我が家のお子様も障子に穴をあけていたのでその形跡を探しましたがガラス障子に変わっていました 障子で或ることを思い出しました みすゞさんも穴をあけたと詩…

けんちょうの季節になりました

昨日から寒波到来 いちょうの葉がどんどん散っていきます ここはまだ雪になっていません 庭に咲くさざんか、つばき、たいわんつつじが寒さを少し和らげてくれます 畑では家内の育てている大根や蕪が大きくなってきました そして「けんちょう」の季節になりま…

源範頼の墓と供養塔は立派なものです

はやぶさ2号は雨で見られませんでしたがスイングバイでリュウグウへ出発 嬉しい話ですね 源範頼の供養塔は蒲(カバ)の丘にあります 大木のクロガネモチに実がなっていました 杉の木は800年経ったほど太くはありません 墓は下の方が壊れていますが形は鎌…

お堂に二つのお地蔵様がありました

古い地図を見ました 上は寛保2年(1742年当家二・三世の頃)御国廻御行程記です カバ御曹子塚(源範頼供養塔)やカバ縄手(ナワテとは道のこと)があります 現国土地理院地図にはありません 西に久原山(香月泰男画伯生家上)があります 中は三隅町の歴…

ゆずをもぎました

今年はゆずがたくさんなりました 夏台風直撃もありましたが今まで以上にきれいな実です この生島の地は風の谷と言われ風の強い所で茅葺のころはどこの家も高い垣根をしていました ゆずの木の後ろに見える杉はその名残です 瓦になった今はほとんどなくなりま…