天保の書、防長風土注進案、深川村、木類に、柘と濱柘の名があります 柘とは、普通ツゲのことのようですが、長門、伊上村に、柘があり、ルビが、「やまくハ」となっています
ヤマグワは、長門の山で、普通に見られます
柘をヤマグワと解釈すると、濱柘は、「はまぐわ」と読むべきでしょうか ところが、この地方に、「はまぐわ」という名の樹木は、ないようです ヤマグワに近いもので、海岸に生えるものを探してみました
山口県植物誌に、海岸に分布する、ケグワのことがありました
ケグワ(ノグワ)は、長門では、普通に見られます
畑の傍に生えてじゃまになったので、切りましたが、切り口から芽が出て育ちました
ケグワは、強い植物のようです 畑にはじゃまですが、自然の再生には役に立っているかも
次回は、柘をツゲと解釈したときの考えを紹介します