天保の書、防長風土注進案、長門、萩の木類に、欅(ケヤキ)、槻(ツキ)、國木(クニギ)の名があります
注進案、川島(萩市)、渋木、真木(長門市)に、欅の名があります ケヤキは、この地域の山で普通に見られます
ケヤキは、秋になると、その樹形で、遠くからでも分かります
ここは、子どものころサツマイモ畑だったので、樹齢50年位です この木は、枝を落としていないので、太くなっても役に立たないでしょう
このケヤキは、100年位は立っているでしょう 必要なとき以外は、山に残しているようです
大黒柱にケヤキを使っています ケヤキは、堅く、狂いが少ないので、建築材として賞用されているようです
槻(ツキ)という名が、川島、椿西(萩市)にあります 槻とは、ケヤキの一変種のこと(牧野植物図鑑)、ケヤキの大木のこと(草木名彙辞典)、ケヤキの古名(広辞苑)と、いろいろあるようです 江戸時代、ケヤキとツキを分けて使っていたのでしょうか
注進案、後畑、角山(長門市)に、國木(クニギ)という名があります クニギとは、クヌギのことです(草木名彙辞典、山口県植物誌) クヌギも、この地域の山で、普通に見られます
クヌギの樹皮の裂け目は、太くなると、つんでいくようです
コルク層は、あまり発達しませんが、乾くと剥げるので、しいたけ駒を打ったあとは、乾燥しないように注意が必要です
風呂焚きに使うと、わきすぎてしまうことがあり、火力の強さを実感します
ところで、注進案、深川(長門市)には、欅の文字に、クニギというルビがついています どう解釈してよいものか、さっぱり、お手上げです