晩秋から冬、長門の山で、黒い実をつけたヒサカキが見られます このへん(三隅)では、ヒサカキのことをイシャシャギといっています
実をつぶすと、紫の汁がたっぷり出てきます それででしょうか、ヒサカキのことを「紫榊」と書きます 天保の書、防長風土注進案に、そのことが書いてあります
紫榊に「イシャシャキ(ギ)」とルビがあります 青海、大日比には、紫榊に「イサカキ」とルビがあります 神田下村には、「シャシャキ」という名があります 長門では、江戸時代も、ヒサカキのことをイシャシャギといっていたようです
裏山です 分かりにくいですが、左がヒサカキ、右がサカキ、手前の枯れ木がたづのき(ニワトコ)接骨木です 長門では、ヒサカキとサカキが混生しています
これは、墓地のシキミです たくさんあります 子供のころは、細く、今にも枯れそうでしたが、枝を取られることが減ったのでしょうか、よく育っています 子どもの頃は、ヒサカキも墓地に供えてありました シキミが少ないうえに、花筒が多かったためでしょう ヒサカキも神仏事に大切な木だったようです
萩・三隅道路建設のために切られ、取っておいたハゼの根元です 村田清風記念館への移植も、大きすぎるので無理でした すっかり骨になっています
森林組合に頼んで、家に運びました これから、軒下に入る大きさにして、汚れやなば(キノコ)を除いてきれいにします じいの楽しみが増えました