天保の書、防長風土注進案の植物について調べています
今回から、深川村の草類を紹介します いろいろ調べたので、3回に分けました
1 ラフクとは、だいこん(大根)のことです
ダイコンは、野生化し、ハマダイコンとして、海岸によく生えています
ハマダイコンの花は、白と桃があります
2 蕪(かぶ)は、今も同じカブのことです
野生化したカブは、青森県八戸市蕪島(かぶしま)で見られるようです 蕪島は、ウミネコの繁殖地で有名のようです ネットの写真を見ると、島はカブの花で黄色の小山のように見えます この花畑の中に、ウミネコが巣を作っているのでしょうか
ダイコンもカブも、春の七草にあるように、昔から日本で親しまれて来たようです
七草は、かゆが一般的ですが、我が家では、雑煮でいただいています
ダイコンは、山口県の郷土料理「けんちょう」に使われます
「けんちょう」は、名のとおり建長寺が発祥のようです 天保の改革で、食事まで指導した村田清風は、毛利家先祖の墓の調査のために、建長寺を訪ねています そのことが関係しているのか、研究中です 多分分からないと思いますが
ダイコンとカブのことが、朝日百科「世界の植物」に書かれていました
ダイコンもカブも、とても古い野菜で、ヨーロッパの方からやって来たようです
天保時代、長門周辺では、ダイコンもカブもよく作られ、大根、蕪の名前は、一般的になっていることが分かります ラフクということばを使っている人は、すでに一部だったのかも
干大根は、大阪にも出荷されていたとか
野菜のことは、名前だけでなく、くらしのことも分かると面白そうです