ふすまの古文書を調べています 今日は、𣏒(くるみ)のことの続きです
生島村には、共有の修補山があり、そこから𣏒を切り出して、村の経費にあてていました
これまでの帳面から、𣏒は、屋根のふきかえ、橋や川の工事に使われたようです 用途からすると、粗朶(そだ)と同じに思えます 𣏒は、「そだ」と言っていたのかもしれませんが、「かな」の表記が見つかっていません
防長風土注進案には、秋吉村の産物に、𣏒という文字がありました さて、これをなんといったのでしょうか
山口県には、特徴的な言葉がたくさん残っています
𣏒(くるみ)という言葉も、その一つだったのかもしれません
三隅に「樅の木(もみのき)」という地区があります 江戸時代は、もみのき、椴の木と書かれていました 伊能忠敬さんの行程地図にも、「椴の木」と書かれていました 昔の文字や言葉が、変わっていった事例は、いくつもあるようです
𣏒(くるみ)の読み方、「そだ」という文字を見つけなくては