天保の書、防長風土注進案の植物について調べています
今回から、長門市俵山の植物のことです
1 松 まつ あかまつ
俵山は、山間部なので、松は、アカマツでよいでしょう
2 柏 はく かしわ ひのき
栢、柏は、ヒノキともカシワともいわれています 俵山では、ナラガシワはありますが、カシワが分布しないので、松、杉と並んで、ヒノキと思います
3 杉 すぎ
4 楠 くすのき
5 漆 うるし
産物に櫨ハゼはありますが、漆ウルシがありません 特別に栽培したのかもしれません
6 桐 きり
7 桑 くわ まぐわ
桑は、産物にはありませんが、長門市内にマグワが残っているので、各地で養蚕のために、栽培されたものと思います ちなみに、江戸時代当家では、桑に年貢がかけられています
8 厚朴 ほおのき
ホオノキは、雑木林が少なくなり、見かけなくなりました
9 ごうかんぼく ねむのき
ネムノキは、強いです 今でも、至る所に生えています
10 棕櫚 しゅろ
俵山の産物に、シュロの皮があります シュロの皮は、腐りにくく丈夫ですが、田植えに使う縄を編んだときは、手がとても痛かった記憶があります