昨日、テレビで、「雪中松栢(柏)」の栢(=柏)(はく)とは、現在のカシワではなく、ヒノキなどの常緑樹のことだと説明されていました
長防風土注進案に、柏の字があり、丁度整理しているところでした
深川には、檜(ヒノキ)の字が使われています 俵山、伊上では、柏(はく)の字が使われています 柏は、ヒノキ、カヤ、カシワの3通りの使い方があるようです 松や杉と並んで書かれているので、重要な木の一つ、長門の柏は、ヒノキだろうと思います
長門には、カヤは分布しませんが、イヌガヤがたくさんあります 長門の榧は、イヌガヤのことだろうと思います 山口県では、ひびのきと呼んでいます(山口県植物誌)
カシワも、県央部しか見られないので、長門の檞(槲)は、ナラガシワのことだろうと思います
これらの、樹木を紹介します
檜(ヒノキ)です
松(アカマツ)です
杉(スギ)です
イヌガヤです 神田下村に、「ひもみ」とあるのは、榧樅(ひもみ)で、この木のことではないかな
ナラガシワです
江戸時代は、今より自然が豊かだったと思われるので、現在の分布とは違う状態だったかもしれません 今見られないからといって、決められない
プランタのヤブコウジに、花と実の両方がありました
俵山のユズキチには、種がありませんが、我が家のには、種があります ナツミカンのそばの木は、種がびっしりありましたが、この、栗畑のユズキチは、種が少ないです 購入先の説明書には、ハウス栽培では、種ができないとあります 山の中で、近くに柑橘類がないのがよいのかも