チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

モチノキの樹皮でとりもちづくり

金子みすゞさんは、詩「空屋敷の石」で、とりもちのことを書いています

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空家の庭石の上で、とりもちを作っていたようです 

私も、子供の頃、夏休みに川で作ったことがあります

とりもちは、モチノキの樹皮で作ります 

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モチノキは、長門地方では、よく見られ、赤い実がなります

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樹皮は、灰色で、この皮をけずりとって、使います 

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とりもちづくりは、夏がよいそうです 今の時期できるか、少しけずって、確かめてみることにしました

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皮を、石か金づちで、たたきつぶします

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しばらくつぶしていくと、糸をひくようになりました これなら、いけそうです

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かたまりができました まだ途中ですが、くずをのけることにしました

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手につくと大変なことになるので、箸を使って洗います

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ほんの少しですが、とりもちができました みすゞさんは、杉の実鉄砲で遊んでいたし、とりもちも作っていたなんて、すごいですね

クロガネモチやネズミモチの樹皮でも、とりもちができるようなので、今度試してみようと思います

 

 

 

 

風土注進案の植物23深川10、里芋、唐芋、瓜

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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今回も深川村の植物です

1 里芋

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2 しゅう芋 

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山芋の仲間の、ツクネイモ(捏ね芋)(束芋)が、長門地方で栽培されています このことではないかと思いますが、まだ、よく分かりません

3 蓮芋 はすいも 里芋に似ていて、茎を食べるものです 以前、この辺りでは、どこの家でも栽培していましたが、写真がありません 残念

4 唐芋 サツマイモ

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薩摩芋、琉球薯など色々な名前があるようです

5 生姜 しょうが

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6 茄子 なす

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7 胡瓜 きゅうり

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8 瓜 うり 

9 南瓜 かぼちゃ

10 東瓜 とうがん 冬瓜

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瓜の仲間を絵で紹介します(牧野植物図鑑参照) カボチャもボウブラも、ポルトガル語のようです

芋類について、風土注進案の産物からひろってみました

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サツマイモは、天保時代には、広く栽培されていたことが分かります 享保の飢饉のとき、通浦は、苦しい状況だったようです(戸田家文書) 天明飢饉(1782年)のとき、当家は、悲惨な状況に陥っています(当家記録) サツマイモは、2つの飢饉以降、長門で栽培されるようになったのかも

田舎ぐらし、この1週間、梅酒づくり

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シュレーゲルアオガエルのおたまを、洗面器で育てています

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だいぶ大きくなりました 数も10匹以上いるようです 洗面器のふちについたこけを食べているみたいです ボウフラも、こけをなめているように見えます

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家のまわりに、ホタルブクロが咲いています なぜか、白と赤が、分かれています

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畑のハナショウブが咲きました 今、全国、あちこちの、ハナショウブの花が紹介されています

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カキツバタの筋は白、ハナショウブのは黄色 覚えやすい見分け方です カキツバタとは、開花時期もずれているようです 

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今年は、梅がたくさんなりました こんなになったのは、初めてです

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少し、梅酒にしました 

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先のとがったもので、りゅうず、へたを取って、水洗いします

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梅と砂糖を、交互に入れます

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これで、砂糖は、丁度1キロでした

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果実酒を、いっぱいまで入れます

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外から空気が入らないように、ラップをします

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ふたのふちを、セロテープでまきます

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ふたに、日付をかいておきます

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これは、以前作ったもので、一度もふたを開けていません よくもつものです

たくさん作っておくと、お遣い物にもできます

長門市三隅、いこいの森の植物6月その3、ヤブムラサキの花

長門市、「いこいの森三隅」の植物観察を続けています

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森の道沿いにも、ホタルブクロが咲き始めました 荒れた土地にも生え、とても強い植物のようです

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ヒメジョオンも咲いています

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日陰には、ドクダミがありました

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トラジ(ディ)スカンティアの花が、一斉に咲きました この植物、日本の冬にもたえられるようになったのか、今では、どこでも群生が見られるようになりました 北の方では、まだ、冬、枯れているのでしょうか

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山道沿いに、ヤブムラサキの花が咲きました 全体が、毛におおわれています 長門では、ほとんどがヤブムラサキで、ムラサキシキブは、ポツリポツリと分布しているようです どちらも、紫色の実がなるので、庭木にできます

田舎ぐらし、緑の秋吉台

久しぶりに秋吉台に行ってみました

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秋吉台は、植物が茂って緑におおわれていました 見られた植物を、いくつか紹介します

1 チガヤの群落

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2 ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンの混生

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3 ウツボグサ

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4 ミヤコグサ

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5 ニガナ

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6 カノコソウ

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台に森があります ここでは、中国山地の樹木が一度に見られます

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1 ツリバナ

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2 ヤマコウバシ

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3 ネコノチチ

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秋吉台は、山焼きのお陰で、草原の植物が残っています 風土注進案の植物を調べていて、天保時代、草原の植物がどこでも見られたようですが、かやぶき用に、地域に共同カヤ山があったためではないかと思っています 最近、帰化植物が入って来ましたが、秋吉台の草原は、貴重ですね

風土注進案の植物22深川村9の3、チシャ、フダンソウ、ニンジン

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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深川村に、苣チシャ、不断草フダンソウ、人参ニンジンの名前があります

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チシャやニンジンは、今も、家庭菜園でよく栽培されます

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フダンソウは、最近では、栽培されていないように思いますが、どうでしょう

天保時代の近隣の栽培状況を見てみます

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チシャ、フダンソウ、ニンジンは、あちこちで栽培されています フダンソウは、フツクサやクンダツナとも言われているようです ニンジンの名前も別名コラフクがあります

ところで、フツクサは、長門では、別の植物センニンソウが、その名でよばれています

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センニンソウが、どうして野菜のフダンソウと同じになったのでしょうか 形体は全く違うのに 

田舎ぐらし、この1週間、試運転のトワイライトエクスプレスみずかぜ

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近くの県道歩道に、タイトゴメがありました

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タイトゴメの花は、黄色ですが、これは、白です どこかで栽培されていたものが、逸出したものと思われます 自然の植生が、どんどん変わっていくように思いました

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今週も、あちこちの草刈りの日々でした

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平成16年に来た台風は、山の木も倒しました そのときの切り株が、腐りかけで残っています 草刈り機の歯がひっかかって、悩みのたねです

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台風後、地区墓地前の木は、全部伐採して、垣根をつくり、別の木を植えました

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そのとき、植木鉢のビックリグミも植えました 

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大きな木になり、毎年、実が山ほどなります カラスもとまりにくいのか、なくなりません

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実生苗を植えたビワは、去年、はじめて数個なりました 今年は、たくさんなっています 実も、買ったときのものと同じぐらいあります 普通、親より小さくなるのに、ラッキーです 神戸の小学校(多分北須磨小)で、子供たちが、給食で食べたビワの種を育て、実がなっていたのを思い出しました

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今週は、なんといっても、トワイライトみずかぜ(瑞風)の写真が撮れたことです 5回、目の前を通りましたが、いつも、デジカメを持っていませんでした 月曜日、家にいると、カンカンカンと遮断機の音がして、ジェット機のような重たい列車の音がしました オッ、まだ試運転をしている すぐ、外に出て、なんとかしっぽが撮れました しっぽですが、前の部分と同じ形をしています 以前JR山陰を走っていたものより、豪華列車らしくなりました

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これは、以前に走ってトワイライトエクスプレスです 牽引部分が、電化線を走っているものとは違います 今度は、全体が、豪華になっています 道路の車は、撮影車です

本運転は、6月18日(日曜)萩12:00発下関行き 6月19日(月曜)下関9:30発出雲行き 全体を撮るのが楽しみです

列車のお客様、北長門国定公園の美しい海岸をお楽しみください