自作本の紹介をしています 今日は、作物混納帳のことです
忠蔵さんは、家督をついでから、栽培した作物のことを、細かく帳面につけていました
米の種類、麦は、大麦、小麦、米麦(はだかむぎ)、粟、稗、豆類、櫨(はぜ)と、ほぼすべての作物について記録したもようです 米については、出来高の状況から年貢、加調米、保有米など、とても詳しくかいています 天明のききんで借銀生活に陥り、家督をついでから立て直しのために細かく帳面に記録したものでしょう 借銭帳、日記帳もつけていました
忠蔵さんのつけた帳面は、ふすまや屏風(多分帳面のためにつくられたもの)にはられていました このおかげで、忠蔵さんの農民日記を書くことができました 資料の写しは、山口県文書館に寄贈してあります