天保の書、防長風土注進案の植物を調べています
今回は、三隅の薬草の続き、その5を紹介します
1 ユヒ 楡皮
ユヒとは、ニレ・楡の樹皮のようです 長門では、アキニレが見られます
2 シソウ 耆草
シソウとは、メドハギのことのようです
3 トショウボク 杜松木
トショウボクとは、ネズ・杜松のことです 雑木林で見られます
4 ヨウテイ 羊蹄
ヨウテイとは、ギシギシ・羊蹄のことです
5 ゲンカ 芫花
ゲンカとは、フジモドキのことです 民家で栽培されていることもあるようです
6 カイメン 海棉
カイメンは、動物ですが、昔から薬用にされたようです 綿の字は、昔は木へんのようです
7 ゼニアオイ 錦葵
ニシキアオイと書いて、ゼニアオイと読みます
8 テンナンショウ 天南星
テンナンショウの仲間に、マムシグサがあります 長門では、これが、よく見られます
9 テンリク 天蓼
書には、ヨウリク・夭蓼とありますが、多分、イヌタデ・天蓼のことでしょう
10 ヨクイ 薏以
ヨクイとは、ジュズダマのことのようです
11 セキショウ 石菖
セキショウは、小川でよく見られます
今回で三隅の植物を終わります 次回から、通浦の植物を紹介します