秋も深まり、ノイバラの実が、赤くなってきました 実は、営実(えいじつ)といって、薬用になるようです 天保の書、防長風土注進案、三隅村、薬草類に、「謍實
」とあるのは、この実のことでしょう
花は、4、5月に咲いていました
茎や葉には、刺があります
金子みすゞさんは、「独楽(こま)の実」という詩をよんでいます
その木は、茨(いばら)で、とげがあり、実は赤くなり、食べられ、甘みと渋みがあり、独楽(こま)にして遊べるようです
ノイバラの実の中は、ほとんど種ですが、まわりの赤い皮は、食べられます 赤くなると渋みが少なく、甘くなり、子どもの頃、よく食べていました 赤黒くなると、渋みはなくなります
独楽(こま)のように、回してみました 形のよいものは、よく回りました
みすゞさんが詩によんだ「独楽(こま)の実」は、ノイバラの実のことかな