ここのクレソンは川の流れが早く、こぶりです 大水の度に流されます
ここは溜まりになっていて、とてもよく育っています
まるで別種のようです
(天保の書防長風土注進案)
クレソン(オランダガラシ)は江戸後期か明治初期にヨーロッパから移入されたようです 英名ウォーター・クレッスとも言われていたのを、クレソンに一本化されたようです この地方では、「ていらぎ」「てーれぎ」と言っています 津和野でも言われているようです 昔から、「ていらぎ」という名が使われていたようですが、いくつかの書物によると、オオバタネツケバナやタネツケバナも「ていらぎ」と言われていたようです
オオバタネツケバナです 山のやや湿ったところでよく見られます クレソンのような大株にはなりません 葉が小さいものはタネツケバナと間違えそうです
タネツケバナです ほっそりしています
種子の大きさも違います 左がオオバタネツケバナ 右がタネツケバナ 実や種子のサンプルをとっておくと見分けるのに参考になりそうです