チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

風土注進案の植物27深川14、ハンチフ、ウハギ、ヨモギウ

天保の書、防長風土注進の植物について調べています

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今回も、深川村の続きです

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1 半夏 はんげ カラスビシャク

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2 繁地膚 はんちふ 

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繁った地膚で、地膚(ちふ)、ホウキギのことではないかと思います

3 忍冬 にんどう スイカズラ

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スイカズラの花は、金銀花ともいうようです

4 ぼたん

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5 しゃくやく

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6 蕗 ふき 

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7 山蕗 (ルビ)ツワ ツワブキ

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8 せり

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9 薺蒿 せいこう うはぎ ヨメナ

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薺蒿はウハギと読み、ヨメナの古名だそうです 高いナズナ・薺と勘違いしそうです

10 蓬生 ほうせい ヨモギウ よもぎゅう

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蓬生・ヨモギウとは、蓬が繁っていることを言っているようです 源氏物語に、蓬生の言葉があります

雨の合間に、自作道具で、ヒエ取り

イネが伸びてきましたが、取りそこねたヒエも伸びてきました

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ヒエは、よく分かれて、イネより育っています

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イネのそばにあるヒエは、見落としてしまいます

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除草剤の効果が落ちたのか、新しい芽が出ています

ヒエ取りには、専用の道具を使っています

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ヒエを手でぬこうとすると、途中で切れて、株元が残ってしまいます とかげのしっぽみたいです 株元の下を、のこがまで切ってから、引っ張ります 長い柄がついているのは、ぬかるみを歩く時のつえがわりにするためと、かがんでイネの葉先で目をつかないためです 以前、出血したことがあります

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ヒエの株元を、のこがまで切ります ぬかるみのときは、ここをゆっくりひっぱると、ヒエがぬけます

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ヒエが大量に収穫できました 悲しい喜び

畦には、ヤブカンゾウが咲いています 

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別名ワスレグサ 中国では、この花を見て、憂いを忘れたからとか

ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)も咲いていました

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ヒエ取りは、しばらく続きます 来年は、代かき直後に、除草剤をやろうかと考えています

追記 令5.7.8 今年は、代かきを2回しました 1回目のあとに芽を出したヒエが、みな枯れたようです 2回目のあとには、あまり生えず、田植えの後に、除草剤をまいたためか、ヒエは、抑えられました 中干のあと、ヒエがちょびりちょびり生えましたが、たいしたことはありません 代かき3回するとよいそうですが、2回でも効果があることが分かりました

 

今年もモモが収穫できました

あちこちの杉林で、コクランの花が見られるようになりました

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コクランが杉林に適しているのか、長門のどこでも普通に見られます 梅雨時期に山に入ることがなかったのもありますが、繁殖しているのが不思議です

今年も、少しですが、モモが収穫できました 

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畑は、山の北向き斜面で、日陰、病気にかかりやすく、期待していませんでしたが、3本の木で、20ケばかりなりました 

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これは、シダレモモです あと5日ぐらで食べられます この緑の網は、からすよけに効果があるようです 鉢植えの2本は、コガネムシの大量発生で、枯れてしまいました 

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スイカは、7月15日で1ケ月、孫が来てからもぎます 

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ソウメンウリは、10ケばかりとまりました 地面についているところは、虫に食べられます

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下にわらを敷きました イネをつくっていると、このわらが好きなように使えるので、ありがたいです

今、梅雨前線が、山口県の北にいったり南にいったりしています どちらでも、大変な被害が出たようです

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雨が降らないと困るし、降りすぎるのも・・・

ウワバミソウとヒメウワバミソウとサンショウソウ

5月、津和野の山中で、ウワバミソウ(ミズナ)を見つけました

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茎は、水気があっておいしそうです 

ウワバミソウに似たものに、ヤマトキホコリがあります

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ヤマトキホコリは、まだ写真が撮れていません

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これは、5月に採取して鉢植えしたものですが、根が1本しかなく、はじめしおれていたのに、1週間ぐらいでシャキッとしました 強い植物のようです

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ウワバミソウは、茎にムカゴのようなふくらみができるようです ここに、成長の養分がたまり、子分けして増えていくようです

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葉の付け根から新芽が出ていますが、ここが折れて、増えていくのでしょうか

ウワバミソウは、長門の山中、美祢との境にあるようですが、まだ見つけていません

長門の山中には、小型のヒメウワバミソウがよく見られます

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小川の湿った岩には、サンショウの葉に似たサンショウソウが生えています

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サンショウソウは、葉の大きさで、オオサンショウソウと区別されています

サンショウソウは、葉が鈍頭で長さ0.3-2センチ、下面脈上に細毛があります

オオサンショウソウは、葉が鋭頭で長さ2-5センチ、下面脈上には毛がありません

写真は、葉が3センチ以上あり、オオサンショウソウのようです

風土注進案の植物26深川村13、狐の前垂、防風など

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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今回も、深川村の植物の続きです

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1 狐の前垂 きつねのまえだれ ひかげのかずら

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きつねのまえだれとは、山口県の地方名で、厚狭では、さるのくびまきといったようです(山口県植物誌)

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ヒカゲノカズラは、黄色い粉のような胞子が出ます 江戸時代、秋芳の産物の「金粉草」は、ヒカゲノカズラのことではないかと思っていますが、全くの予想です 金箔を集めたり火薬をつめたりするのに、植物の粉を使ったとか

2 紫羅傘 いちはつ

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「いちはつ」とルビがついています 注進案には、こうしてルビがついていることがあるので、昔の植物のことを知るのにとても役に立ちます 村田清風先生は、すごいなと思います

3 たで マタデ ホンタデ ヤナギタデ

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4 いぬたで

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5 龍葵 いぬほうづき イヌホウズキ

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6 鬼灯 おにび ほおずき

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7 いちご 木いちご クサイチゴ

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江戸時代のいちごは、木いちご、クサイチゴを指すようです

8 ばしょう

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バナナのような実がなります

9 防風 ぼうふう

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ぼうふうは、薬用として栽培されていたようです

10 薄荷 はっか

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ハッカは、溝でよく見かけたように思いますが、最近お目にかかっていません オランダハッカは繁殖力が強く、庭に植えると、大変なことになるようです

古文書文字の敷と発と処・處のこと

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夕方、青空になりました 台風は、今、近畿辺りのようです これで、梅雨があけるのかな

3年前から、村田清風記念館、春主催の古文書講座に参加しています

今、4年前の資料(奇兵隊員日記の一部、解読書なし)をいただき、我流解釈で読んでいます 四苦八苦しながら

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使っている辞書です 載っていない字もあります

「敷」の文字は、屋敷(やしき)とか烈敷(はげしく)とかで、よく出てくるので、分かるようになりました

今の資料に、「敷」に似た文字があり、随分悩みました 次のような文章に出ています

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「発」と「處(処)」で読んでみました

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「発」と「處・処」でよさそうです 古文書の分からない字は、ストレスになりますが、見つかったときの喜びは、最高です 70才までには、古文書がだいたい読めるようになりたく、毎日、少しずつ勉強しています

トワイライトエクスプレス瑞風を飯井(いい)で待つ

トワイライトエクスプレス瑞風が、山陰を2回目の運行となりました

昨日は、萩市長門市の境の町、飯井(いい)で、待ちました

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長門市駅への回送中です コンパクトカメラの連写で撮ったので、ぼけたようになりました 線路手前にある箱のような小さな建物が、飯井(いい)駅です 鉄橋が、萩市長門市の境になります

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回送列車が、萩へ、お客さんを迎えにいくところです 向こうの道は、萩・三隅道路です 海に突き出た川が、萩市(左)と長門市(右)の境です

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列車を待つ間、ガラスを探してみました けっこう見つかるものです

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昼ごはんを食べてからは、家の近くで待ちました お客さんも、景色を見ながらお食事中かな 

7月3日、追記

11時20分、上りの写真を撮りました

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今日は、写真撮影の人もなく、静かに大阪に帰っていくような気がしました

海も穏やかで、萩の島もよく見えました

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