チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

風土注進案の植物、渋木村3草類2

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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渋木村(長門市)の草類の続きです

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1 ていれぎ ていらぎ オオバタネツケバナ タネツケバナ クレソン オランダガラシ

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これは、オオバタネツケバナです この辺りでは、昔は、オオバタネツケバナタネツケバナのことを、テイレギ、テイラギといったようです 今は、クレソン(オランダガラシ)のことを言っています

2 薺蒿 うはぎ ヨメナ

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ウハギは、ヨメナの古名です

3 土筆 ツクシ

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前回、天花菜もツクシでした 重複しています 天花菜は、カラスウリ天花粉)のことをいっているのかもしれません

4 薯蕷 しょよ ヤマイモ

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5 束芋 たばいも ツクネイモ

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束芋は、今も、この辺りで栽培されているツクネイモのことだろうと思います ただ、束は、ツカネという読み方がありますが、「捏(つくね)芋」という字の関係がよく分かりません

植物名をあげた人の後書きがついています 三隅村もそうでしたが、庶民は、薬草には関心がなかったようです 

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おとりこしがあるので、山からハナシバ(シキミ)をとってきました

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よくふくらんでいる芽は、つぼみでした もう、春の準備ができています

風土注進案の植物、渋木村2草類1

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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今回は、渋木村(長門市)の草類です

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1 玉簪草 ギボウシ

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2 くさはぎ コマツナギ

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クサハギは、コマツナギのことです(山口県植物誌)

3 金銀草 きんぎんそう ユキノシタ

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キンギンソウは、ユキノシタのことです(山口県植物誌)

4 もめら ツルボ

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モメラは、ツルボのことです(山口県植物誌)

5 ふつ草 センニンソウ

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フツクサは、センニンソウのことです(山口県植物誌)

6 天花菜 ツクシ

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天花菜は、ツクシのことです(草木名彙辞典)

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12月に入り、急に寒くなりました イチョウの葉が、すっかり落ち、いっそう寒く感じます

風土注進案の植物、渋木村1木類

天保の書、防長風土注進案の植物について調べています

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今回は、渋木村(長門市)の木類です

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1 はいの木 ハイノキ クロキ

ア ハイノキ

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イ クロキ

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長門では、クロキもハイノキ、ハエノキと言っています 山には、ハイノキとクロキ両方が見られます

2 こが 子鹿 コガノキ カゴノキ

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3 ちない エゴノキのこと(山口県植物誌)

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昔は、エゴノキをチシャノキといったようです

4 いす イスノキ 

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長門では、よく垣根にされていますが、山にも自生しています

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子供のころ、虫こぶは、穴をあけて笛にして遊んでいました ヒョンノキ、サルブエ、シシブエ、ホッポなどの名があります(山口県植物誌)

5 ねずみちょう ネズミモチ 女貞

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6 りょうぼ リョウブ

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楮、茶、栗、柿、櫨などが渋木の産物だったようです

10回目朝鮮通信使来朝のころ

朝鮮通信使のことが、文化遺産として認められました 絵を見ると、華やかな様子がうかがえます

でも、通信使にかかわった藩では、負担も大きかったという記述があったので、10回目来朝、寛延元年のころの資料を探してみました

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通浦(長門市)庄屋戸田家の資料です これは、朝鮮通信使来朝のことではないかと思います(まちがっているかも) 藩内に、米銀の負担があり、戸田さんが、米40石差し出したようです

寛延のころは、もう、享保飢饉の影響はおさまっていたのでしょうか

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寛延元年、通浦は不漁困窮の中でも、銀を1貫500目出しています 冬はさらに苦しく、餓死者まで出ているようです ・だいたい・銀100目=米1石

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享保17ー18年の飢饉は、たいへんな状況だったようです

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飢饉は、寛延まで、ちょくちょく起きています

そして、負担、頼母子は、最終的には、庄屋が背負うことになったのではないかと思います

庄屋、畦頭をしていた水野家の内容です

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長男が出せないので、次男が負担しています 大飢饉のころは、役から外れていますが、次の庄屋や畔頭が負担したのでしょう 庄屋や畔頭が出せないときは、大庄屋が庄屋、畦頭に貸し出しているようです 

華やかな朝鮮通信使の絵の後ろには、藩の苦しい姿があったようです

古文字かなの形、く、け、こ

今、手持ちの資料で、かなの形を整理しています

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1 く

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「具」が使われています 「リ」のような形の「ク」があります  「数多」は「あまた」と読む場合と「かずおおく」と読む場合があるようです

2 け

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「け」は、現代の形と同じようです

3 こ

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「こ」は、「古」を使っていることがあります

今、畑のダイダイが、実をつけています

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金子みすゞさんは、ダイダイの木のことを詩にかいています

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家の近くのダイダイの木は、子供の遊びにも使われていたようです

子供の頃、ナツミカンの木やカキの木に、ぶらんこがついていたのを見たことがあります 昔は、こんな光景があちこちで見られたことでしょう

山のユズの手入れ

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昨日、今日とよい天気でした 虫が、いっぱい、花に集まっていました

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刈り取りが早かったせいか、切り株から出た芽が育ち、稲が実っています

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山の一角に、ユズが3本植えてあります 数年放置していたので、藪になってしまいました

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イノシシよけの網を張っていましたが、とることにしました くいはさびていて、なかなかぬけませんでした

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ユズは、のびすぎて、実がもげないので、上を切りました

たった3本ですが、今年のように不作の年は、ありがたいです

列車から見える秋の色

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となり山からモウソウダケが、毎年のように侵入しています 切っても切っても、入り込んだ根から出てきます

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除草剤をしみこませたら、根から枯れるときいたので、やってみました さて、効果が出るでしょうか

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昨日は、みずかぜが、下関へ下っていきました 今日は、出雲へ上っていきました 

今日は、とてもよい天気です 列車の窓からの景色もきれいだったでしょう

金子みすゞさんは、汽車の窓から見た秋の色を、詩にかいています

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1 黒い赤 ハゼの紅葉

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2 黄いな赤 うれた柿の実

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黄いな 「きいな」は、子供のころよく言っていましたが、作文のときに書きなおしさせられた覚えがあります 多分方言ですね 

落葉が進んでいますが、残った紅葉も楽しまなくては