チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

古文書調べ11,酒の値段と種類(不明)、加調(かちょう)という言葉

明治30年ころの古文書を調べています 今日は、酒のメモです

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当時、上等酒は、1升1円、並酒は半分の50銭くらいだったとか だいたい同じです ただ、どんな種類なのか、大変よくくずしてあるので、全くおてあげです

「忠蔵さんの日記」にも、酒のことがあったので、紹介します

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文化文政時代、1升が1匁未満でしたが、萩城で飲まれた酒は、倍の2匁でした

次に、「加調金(かちょうきん)」という言葉がありますが、これは、広辞苑にも出ていません 山口県だけのことばかもしれません 地主に払うお金のことです

「忠蔵さんの日記」には、「加調米(かちょうまい)」ということばがあるので、紹介します

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いまでも「加調(かちょう)」「加調米(かちょうまい)」ということばを使っています ただ、中間管理機構の仕組みができてからは、小作料が無料になったので、「加調」ということばは、使われなくなってしまうでしょう