明治30年ころの古文書を調べています 今日は、酒のメモです
当時、上等酒は、1升1円、並酒は半分の50銭くらいだったとか だいたい同じです ただ、どんな種類なのか、大変よくくずしてあるので、全くおてあげです
「忠蔵さんの日記」にも、酒のことがあったので、紹介します
文化文政時代、1升が1匁未満でしたが、萩城で飲まれた酒は、倍の2匁でした
次に、「加調金(かちょうきん)」という言葉がありますが、これは、広辞苑にも出ていません 山口県だけのことばかもしれません 地主に払うお金のことです
「忠蔵さんの日記」には、「加調米(かちょうまい)」ということばがあるので、紹介します
いまでも「加調(かちょう)」「加調米(かちょうまい)」ということばを使っています ただ、中間管理機構の仕組みができてからは、小作料が無料になったので、「加調」ということばは、使われなくなってしまうでしょう