襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています
今日は、「ねば」の代金です
「ねば」は、長門、あるいは山口地方の方言のようです せみを取るとき、ジョロウグモやオニグモの巣を使って、貼り付けました とりもちを作って、鳥をとろうとしました 壁土や焼き物の粘土も、ねばというようです
この話を、表具屋さんにしたところ、真綿のことで、「ねば」ということばが、よく書かれているそうです そういえば、忠蔵さんは、桑に年貢をかけられていました
桑を育てて、蚕を飼って、ねば(真綿)を売っていたのです ただ、どれくらいの重さが、5匁なのか、よく分かりません
ふとんに使われている、植物綿、「木綿」(糸へんではなく、木へんの綿になっている)は、長門でも栽培されていました
忠蔵さんの農民生活が、次第に見えてきました