チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

長州藩、忠蔵さんの農民日記17、ねば(真綿)の代金

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、「ねば」の代金です

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「ねば」は、長門、あるいは山口地方の方言のようです せみを取るとき、ジョロウグモオニグモの巣を使って、貼り付けました とりもちを作って、鳥をとろうとしました 壁土や焼き物の粘土も、ねばというようです 

この話を、表具屋さんにしたところ、真綿のことで、「ねば」ということばが、よく書かれているそうです そういえば、忠蔵さんは、桑に年貢をかけられていました

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桑を育てて、蚕を飼って、ねば(真綿)を売っていたのです ただ、どれくらいの重さが、5匁なのか、よく分かりません

ふとんに使われている、植物綿、「木綿」(糸へんではなく、木へんの綿になっている)は、長門でも栽培されていました

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忠蔵さんの農民生活が、次第に見えてきました