前回、伊上村の「柘」は、「やまくハ」とルビがあったので、深川村の「柘」も「やまぐわ」として、「濱柘」を「ケグワ」と考えました
柘は、八木になっているので、素直に「ツゲ」と解釈したときの、濱柘のことを考えてみました
ツゲ柘は、ツゲ科で、ヤマグワとは、全くの別物です こんなに違うので、古文書を読むのは、たいへんなことですね
ツゲと名がついたものに、イヌツゲ(モチノキ科)があります 葉が少し似ています
マメツゲが、垣根によく使われています
濱柘を「ハマツゲ」として、葉がツゲに似た海岸植物を、探してみました ハマヒサカキ(ツバキ科)があります
ハマヒサカキも垣根によく使われます
ツゲ、イヌツゲ、ハマヒサカキを並べてみました
左ツゲ、中イヌツゲ、右ハマヒサカキ ハマヒサカキのことを、「はまつげ」といっても、悪くはなさそうです 柏書房、草木名彙辞典をみると、一つの草木に、こんなにもたくさん名があるのかとよく思います 以前、「ふつくさ」は、山口県では、「センニンソウ」のことと書きましたが、先日、萩の「ふつくさ」は、野菜に入っているのに気付きました これから、考え直します
今、山道沿いで、赤い実をつけているフユイチゴが見られます ちょっとすっぱいですが、食べると、田舎を感じます
昨日は、堤の周りの女竹刈りをしました ここは、数十年も前に、大雨で崩れたままです この冬の間に、石と土をもって修理することにしました 先で、モリアオガエルの卵が観察できるようにします