チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

俵山の雨蛇うじゃ

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白のシダレウメが満開になりました

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俵山七重(しちじゅう)に河川プールがあり、夏場、地域以外の人にも開放されます 確か無料です 期間中は毎週夕方地域の方が掃除され、敬服します

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河川プールの上側に「七段の滝」があります 背がたたない深さで冷たいので、遊泳には注意がいります

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地域のことを調べるとき「風土注進案」(天保13年1842)を開いて謂われを楽しんでいます

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雨蛇(うじゃ)という魚のことが書かれています だいたい次のような内容です

右当村(俵山村)の内七重(しちじゅう)の滝に往古より「雨蛇」と唱え来たりそうろう 夏分、干ばつのみぎりは必ず地下(じげ)人雨乞とて、多人数あい催し、崖上に神酒を供え、各心々に祈誓(きせい)を込めそうろう節、淵の底より岩を伝い、水際より一間(1、8・・m)ほども登り来たりそうろうを、手に手に扇を開き、「雨蛇」をのせてもとの淵へ放し申しそうろう、「雨蛇」の数多きほどをよろこび感応の験(しるし)とつかまつりそうろう、必ず遠からず雨を催し、今にその奇瑞(きずい)いちじるしきことにてそうろう

長さは20cm前後 うじゃうじゃいたそうです

子どもの頃家の近くの川で捕まえたことのあるヤツメウナギの仲間かと思いました 目のしたのぶつぶつが目(八つ目)に見えてびっくりしました 俵山のヤツメウナギは、下流に木屋川ダムができているので、多分今は海と俵山を行き来することはないでしょう 不思議な話です