チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

萩城の料理15,菱餅

いのししよけの柵をつけて数年たつところは、葛などが巻き付き始めました ヒルガオが巻き付いて花が咲いていました ヘクソカズラテイカカズラ、クズなどはやっかいですが、ヒルガオはこのままあってもかまいません

今、文化文政時代の萩城の賄帳を紹介しています 今日は、菱餅のことです 菱餅は、本来、ひな祭りで3月3日の日付になるものですが、12月朔日(1日)になっています

菱餅は1つが16文、1文10円として、160円です お菓子の店、あらものやから、西長屋(大奥)の女中部屋、菊印と蔦印に出されています 同額なので、12人ずつ女中がいたのでしょう

日付が問題です 12月1日は、防長では、「川渡り」の日です お城でも、「川渡り」の日に料理が出されています

「川渡り」は、全国各地で行われていたようです

「川渡り」は、毛利の伝承かと思ったら、北陸では、上杉さんの話があり、もともとは6月1日と12月1日の水神様の行事だったようです バレンタインチョコレートはお菓子屋さんが売るために、えほうまきはお寿司屋さんが売るために、・・・12月1日は、お餅屋さんが餅やおはぎ、ぼたもちを売るためにしかけられたものかも

神様や仏様にお供えしてから、お菓子をいただく、・・・子供のころはそれが楽しみでした 江戸時代は、行事のたびにお菓子がいただけるのが楽しみ、喜びだったのかも