チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

古文書調べ44,源右衛門さんの米の収量

暖かくなって、ぶどうの房が分かるようになりました

実のなる部分ができ、ようやく今年のぶどうの楽しみが増してきました

今、古文書、年貢のことを紹介しています 前回、夏納、畠銀のことを紹介しましたが、調べていくうちに、生島村の年貢の流れは、複雑だということが分かってきました

代官所だけでなく、領主との直接交流があり、帳面もいろいろ見つかりました

教科書・一般的なことと少し違っていました まだ、十分ではありませんが、ようやく全体の流れが見えてきた感じです

前回紹介した源右衛門さんの年貢は、代官所から指示された「春定」と思いました

これをもとに、年貢の「米納」、「夏納」、「秋納」が行われます 干ばつなどで減収のときは、検見(毛見)があります

田方の年貢に、米の目標数値がかかれています 8畝20歩の田は、米が1石5斗6升できるはずと。

源右衛門さんの「春定」の数値目標を計算してみました

1反で、1.8石(4.5俵)、2.68石(6.7俵)、1.3石(3.25俵)、1.3石(3.25俵)になりました 江戸時代、平均1石(2.5俵)だったとか 

源右衛門さんの田んぼは、良田、上田の上、かなりの良田のようですが、目標設定も高かったのかもしれません そうだとすると、農民は、必死で稲の世話をしなければなりません

他の人の「春定」も調べてみます