チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

長州藩、忠蔵さんの農民日記148、文政6年の落米のこと

今年は、いのししに入られ、その上すずめに食べられ、悲惨な稲作となりました

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いつもは、7俵前後はあるのに、今年は、半分以下でした 

忠蔵さんは、混納帳に、猪の被害のことを書いていました

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大庄屋山本家の小作で、加調米を取られ、苦しいのに、猪に食われたり、風水害にあったり、みじめな生活だったことでしょう イノシシの被害は、文政6年だけでしたが、水害や不熟による落米は、何年も続いていました 混納帳にかいてある麦やいも、豆など他の作物が、たすけになっていたのでしょう

ところが、文政12年に、なんと、長州藩は産物会所をつくって、野菜も統制しました 農民が苦しくなって、ついに、天保一揆を起こしたそうです