ふすまに貼ってあった江戸時代の日記を整理しています
農民日記91では、蔵桝が大きくなったと、紹介しました
生島村全農民から、年貢(土貢)を集めていますが、新桝では、量が減っています
年貢が少なくなったということは、ありえないので、桝が大きくなったのでしょう
日記を調べていると、逆の記録が見つかりました 地主への加調米(小作料)のことを書いています
加調米を銀にかえていますが、「1升5合かへ」とあります 1匁=1.5升で計算すると、合うようです 加調(かちょう)ということばは、今でも使います 最近は、0になりましたが
蔵米と加調米のことを、並べてみました
加調米が増えたのは、きりのよい1割です ただ単に、小作料が上がっただけなのかもしれません
さて、文化文政時代の米の値段ですが、萩城算用方の記録があるので、紹介します
年代が少しずれているとはいえ、小作農民は、高い小作米を払っていたようです こうして、農民が農地を取られていったのが、想像できます