チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

長州藩、忠蔵さんの農民日記37、兎狩りのこと

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、兎狩り(うさぎがり)のことです

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近くの山には、黒っぽいノウサギがいます 山に行くと、切り株の側に、糞がまとまってあったのを、よく見ました

子供の頃、祖母から、「りょうけ」という山の上に、「殿様が鷹狩りをした」という場所があると聞いていました

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その斜面は、今、伐採されて、分かりやすくなっています

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この場所が、少し平坦になっています ここに、殿様が、陣取ったと、伝わっています

鷹狩りの前夜も後も、家来が、食べて飲んで、庄屋さんが、大変だったそうです

「鷹狩り」ではなく、「兎狩り」の日記が、見つかりました 感動です

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笹尾(生島の、山の向こう村)の善吉から、犬と網(アミ)を借りています 兎を、犬に追わせて、あみに追い込んだのでしょう

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獲(と)れなかったので、代金は、獲れたときに払うこととしたので、生活に困っていた様子の善吉に、肴(さかな)代として、1匁(800円)渡しています 庄屋、清蔵の心遣いでしょう

ところで、狩りをしたのは、今まで、「毛利の殿様」と思っていましたが、村の殿様、地頭、知行、御屋敷、領家などと呼ばれる「村上作兵衛様」のようです

また、地下上申によると、江戸時代、三隅の山は、荒れ果てていたようです 江戸時代に、再三、植林をしているようです