チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

毛利藩の立体地図、防長土図のこと

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庭の梅の花が咲きました 昨夜は嵐でした いつもは、夜中に通る「みずかぜ」が、今日は、朝、萩へ向かって行きました 

嵐はおさまったので、山口県立美術館に、「防長土図」を見に行きました

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江戸時代に作られた「立体山口県地図」です(パンフレット)

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現代地図と、ほとんど同じ形です これを、作成したのは、有馬喜惣太という人です

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当時、毛利藩の大プロジェクト、地図作成が進められていて、有馬さんも参加されていました

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これは、御国廻行程記一部(三隅村部分)です 各村の、畔頭や庄屋、医者などから、地形や産物の資料を集め、地下上申を作成し、あわせて、行程記が作成されていったようです その後、地下上申の資料に合わせて、詳しい「風土注進案」が作成されました

毛利の殿様は、情報の収集が上手だったようです

自分は、長門の住人なので、長門地方を、じっくり見てみました

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今の地図と比べて、よくできているなと感心します

パンフレットで、ポツンと離れた、おもしろいパーツを見つけました 見島でしょう 見島は、見島牛の形をしていると聞いたことがあります

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40年前の、航空写真があったので、斜めにして比べてみました

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先入観があるからでしょうか、牛に見えます それにしても、40キロも離れた島のことを、よく似せて作ったものです 

立体地図は、4月1日まで楽しめるようです