天保の書、防長風土注進案、深川村に、「こかの木」と「赤こが」という木の名があります
渋木村には、「こが」、後畑村、角山村には、「コガ」という名があります こかの木、こが、コガは、コガノキ(カゴノキ)のことだろうと思います
樹皮に白い模様ができるので、小鹿、鹿の子という意味で木の名がついたようです
これは、三隅辻並のコガノキで、御神木となっています 地区の方が、注連縄をかけられます 長門の山中では、コガノキが少なくなっているようです この御神木は、貴重です ここ辻並は、昔、山津波(山崩れ)が起こって、一山越えたところに人が移ったことがあったと、文化財専門委員の方が言っておられました この木は、そのとき残ったものでしょうか
これは、秋吉台長者ケ森のコガノキ(カゴノキ)です これも、残っている貴重な木と思います
ところで、「赤こが」に当たる木が、よく分かりません 近縁種で樹皮が赤いものに、カナクギノキがあります
カナクギノキの方は、長門の山中にたくさん残っています 減りつつある木と残る木と 鳥インフルで、動物園の絶滅危惧種が死んだとか トキやコウノトリも心配です