天保の書、防長風土注進案には、植物の名前が記録されていて、その確認整理を続けていますが、悩む名前がいくつもあります
長門、深川村、木類の椴(タン、トド)も、その一つです トドマツは、中部以北の高山に生えるもので、長門で生えることはありません 樅(モミ)ではないかと思いました
長門三隅に、樅の木(もみのき)という地区があります
注進案、三隅村に、小名(こな)のページがあり、現:樅の木(もみのき)のこともありました
樅の木が椴の木になっています 注進案(前大津)では、椴(タン、トド)は「モミ、もみ」と読むということで解決できそうです
モミは、昔は、山口県にも広く生えていたようです(山口県植物誌)
三隅上中小野(かみなかお)にあるモミです 50年位前に植えたそうです(地主さんの話)
モミは、葉が、枝のいろんなところから出ます
葉の先は、2つに割れています
モミ、カヤ、イヌガヤを並べてみました
上イヌガヤ 下左モミ 下右カヤです
上左イヌガヤ 上右カヤ 下モミです
モミは、もうじき過去の植物になってしまいそう
樅と椴の草書体が似ているのも、気になります