チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

春定名寄帳

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学生時代(40年前)に軒下にありやがて捨てられる予定のふすまの下に文字が見えたので剥いで取っておきました ようやく整理する時間ができました 50枚ぐらいの紙をスキャンしました 4通りの帳簿があることが分かりました

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ひとつおもしろいものを見つけました 春定名寄帳(しゅんていなよせちょう)です 秋の収穫量によって年貢を決める(検見法)のではなく、春にあらかじめ年貢を予定しておき余った量は農家の蓄えとする方法のようです 畔頭(くろがしら)が調査し庄屋がとりまとめ勘場(代官所)へ届けたようです 1600年ごろこの方法がとられ明治になるまで続いたそうです この方法を提案したのが三隅下村の庄屋「勝屋雅楽允」という人だそうです(三隅町の歴史と民俗) また一人三隅出身の立派な人が分かりました ある人の研究によるとこの帳面は数年ごとに作成され保存する必要がなかったためほとんど残っていないとのこと

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ところで文字がみみずでどの紙がどの帳面のものかさっぱり分かりません 解読整理にはとうぶんかかりそうです