チューメイくんの田舎ぐらし

定年退職後田舎ぐらしを始めました

長州藩、忠蔵さんの農民日記37、兎狩りのこと

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、兎狩り(うさぎがり)のことです

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近くの山には、黒っぽいノウサギがいます 山に行くと、切り株の側に、糞がまとまってあったのを、よく見ました

子供の頃、祖母から、「りょうけ」という山の上に、「殿様が鷹狩りをした」という場所があると聞いていました

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その斜面は、今、伐採されて、分かりやすくなっています

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この場所が、少し平坦になっています ここに、殿様が、陣取ったと、伝わっています

鷹狩りの前夜も後も、家来が、食べて飲んで、庄屋さんが、大変だったそうです

「鷹狩り」ではなく、「兎狩り」の日記が、見つかりました 感動です

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笹尾(生島の、山の向こう村)の善吉から、犬と網(アミ)を借りています 兎を、犬に追わせて、あみに追い込んだのでしょう

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獲(と)れなかったので、代金は、獲れたときに払うこととしたので、生活に困っていた様子の善吉に、肴(さかな)代として、1匁(800円)渡しています 庄屋、清蔵の心遣いでしょう

ところで、狩りをしたのは、今まで、「毛利の殿様」と思っていましたが、村の殿様、地頭、知行、御屋敷、領家などと呼ばれる「村上作兵衛様」のようです

また、地下上申によると、江戸時代、三隅の山は、荒れ果てていたようです 江戸時代に、再三、植林をしているようです

ひがんばなとさるすべりの花

庭のキンモクセイが、咲き始めました つぼみのときは、においませんでした

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まわりのヒガンバナは、もうほとんど枯れています

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名のとおり、彼岸のわずかな期間だけ、咲いているようです 昆虫では、せみのような存在? 百日紅の名も、よくつけたと思います

1年中、花が見られるものもあります セイヨウタンポポカタバミ、タイワンツツジなど

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華やかな時期には、違いがある どの世界にも、あてはまるようです

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また、台風が近づいています 急いで、畑の天地返しをしました

長州藩、忠蔵さんの農民日記36、きぬ糸、しゅろの皮、しろ糸の代金

秋が深まってきました 県内山間部では、朝10℃を切るようになりました

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鉢のイチジクが、今頃になって、元気です

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ザクロが、大きくなりました

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今、襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています 今日は、きぬ糸、しゅろの皮、しろ糸のことです

はじめに、きぬ糸のことです

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忠蔵さんは、蚕を飼って「ねば」を売っていますが、糸は、買っています 2分、160円 少しですが

次は、シュロの皮のことです シュロの木から、はぎ取ります

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シュロで作った縄は、腐りにくいです ただ、なうのは、手が痛くて、子供には無理です

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シュロの皮は、1枚、1文5歩で、売っています 

次は、しろ糸のことです 多分、シュロの皮のことだろうと、解釈しました

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シュロの皮は、めだかの産卵用に、よく使われているようです 

県内の生徒が、側溝に落ちたカエルを助けるための道具として、考えついたようです

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長州藩、忠蔵さんの農民日記35、まえだれと草取りの代金

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、「まえだれ」と「田の草取り」の代金です

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「まえ(ゑ)だれ」とは、「まえかけ」のことです

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「まえだれ」は、田の草取りのために、どろのしみがつかないようにつけたのでしょうか 多分、2つ買って、1つ1匁ではないかと思いました 

ここで、「6分の不足」が出ています おまけしたのかなと思っていたら、おまけではないというメモが、見つかりました

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「不足分6分」のことが、きちんと書いてあるので、後日、受け取ったものと思います

男女4人役については、2人が2日、働いたことが分かります 忠蔵さんは、なかなか、きちんと会計していたようです これも、天明の飢饉で借銀をかかえ、なんとかしなくては、と、がんばっていたためでしょう(再興できたのは、次の次の代です)

台風が通り過ぎ、ギンナンがたくさん落ちました

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実は、水でふやけていますが、大粒で、市場に出せそうです

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まだ、半分は木に残っています 今年は、豊作みたいです

長州藩、忠蔵さんの農民日記34、飲み代の割り勘

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、飲み代の割り勘のことです

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忠蔵さんは、5人で、シビ(魚)を肴に、お酒を飲みました

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5人で1升だから、打ち合わせか、反省会程度の「飲み会」だったのでしょう

5人で割り勘にしていますが、細かい計算ができているのに、感心します 江戸時代、長州藩の私塾の数は、全国で2番目だったとか 「読み、書き、そろばん」の学習が、普及していたのかも

今、台風が、列島を進行中です

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JR山陰は、朝から運休しています 今夜が心配です

長州藩、忠蔵さんの農民日記33、やねふきの賃金、と青海島高山登山道のこと

襖に貼ってあった、江戸時代の日記を整理しています

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今日は、やねふきの賃金です

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現在の家は、昭和35年ごろに立てたものですが、前は、わら屋(かやぶき)で、瓦の軒がついていました かなり古かったようで、茅のいたんだところを、新しくふきながら、維持してきたようです やねふきの賃金は、1人役なので、わずかな補修だったのでしょう

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郷土の偉人、清風先生の旧宅が、文化財として保護されています 屋根の茅を、カラスが抜き取って、困った時期があったようです 確か、県内にもう一か所、文化財があったような(徳地?)

以下、これまでの値段一覧です

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台風が近づいています 昨夜から、雨が降り始めました

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でも、昨日は、とてもよい天気でした

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昼から、青海島の高山へ登って、長門の写真を取ることにしました

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ところが、高山登山道は、草ボウボウでした

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倒木あり、落石あり、途中で断念しました

この春までは、山頂が整備中で、身近なところに、素晴らしいハイキングコースができた、長門に新しい名所ができたと、喜んでいたのですが

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登山道を維持管理していくのは、なかなか難しいことのようです 

花博で、きつねのまえだれ

山口ゆめ花博に、行きました

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ドームでは、華道の作品が展示されていて、生けられた植物の中に、ヒカゲノカズラがありました 見学の方が、「きつねのまえだれ」という名前を、連れの方に教えておられました

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山口県植物誌によると、ヒカゲノカズラは、県内各地で、「きつねのまえだれ」といわれているようです 天保時代の書「風土注進案」にも、「きつねのまえだれ」の名があります 「きつねのまえだれ」と言われた方は、周南市の方でした この名が、まだ伝わっていると知って、うれしくなりました